Googleが効果を認めているSEO①【2017年版】

SEO

つい4~5年ぐらい前まで、SEO(検索エンジン最適化施策)といえば「いかにも怪しいもの」から「一応それらしいもの」まで、その効果は判然とせずとも実に様々な手法が試されたものですが、ある意味では、それがサイト運営の楽しさそのものにもなっていた事は事実でしょう。

しかし、当のGoogleサイドにしてみれば、毎日のように

「○○にSEO効果はあるのか??」
「××はペナルティーの対象になるのか??」

という問い合わせに対処するのは、正直、ウンザリだったでしょうし、一部の健全にして冷静なサイト運営者から見ても、「そんな事を議論してるヒマがあるなら価値のあるコンテンツを作る事に注力すればいいのに…」と、隣の芝生に描かれた奇怪なる模様に呆れ果てていた事でしょう。

そんな中、Googleがそれまでの被リンクに偏重したサイト(ページ)評価をヤメて、ユーザビリティーに配慮したページ構造(<h>タグの適切な配置やサイトマップの設置等)やサイト運営者自身の評価(AuthorRank構想)、あるいは表示速度の向上等に評価基準を移すようになってきた事は、当然にして意義のある進歩だと言えるでしょう。

健全化の代償

しかし、それはあくまでも、5年、6年…と地道にサイト運営を続けてきた人たちにとっては「やっと、正当に評価してもらえるようになった」という事であって、サイトを開設して間もない人や、これから運営を始めようと思っている人達にとっては、むしろ敷居が高くなった感がある事も否めません。

どういう事かと言うと、被リンクの「数」が検索順位の決定に於ける最重要な加点要素だった時代には、とりあえずは他のサイトに相互リンクを申し込んで(あるいは相互リンクサイトに登録して)20~30本程度の被リンクが付けば、よほど競合の多いジャンルやキーワードでない限りは比較的上位(例えば20位以内)に入る事も珍しくはなく、そうした根回しに費やした時間も決して無駄にはなりませんでした。

サイトを開設した初期の段階で「やるべき事」は、ある程度分かっていたわけです。

ところが、被リンクの価値が「数」から「質」へと確実に遷移していく中で、既にGoogleから一定以上の評価を受けているサイトからの被リンク以外は、何十本、何百本のリンクが張られていようとも、今や検索順位に全く影響を及ぼさなくなっています。

では、現時点に於いてサイトを開設したばかりの人や、これから運営を始めようと思っている人達は、一体、何から手を付ければ良いのでしょうか??

速く、そして密やかに

答えを言うと、サイト運営を始めて間もない人は

「Googleが公式に推奨している施策から取り掛かって下さい」

私自身、ここ1年ほどは被リンクの事など一切考えず、Googleがサイト運営者全般に推奨している施策を(渋々ながらも)採り入れた結果、ネチネチと相互リンクの申し込みをしていた時期よりも、遥かに検索順位が上昇しました。

2017年現在、Googleが推奨している主な施策は以下の二つです。

①サイトのSSL(https)化
②ページの表示速度の向上

少なくとも数年前までは、Googleが推奨している事柄を「はい、分かりました」と素直に採り入れても、それが必ずしも検索順位の向上には直結しませんでした。
あー、いや、直結しないどころの話ではなく、禁止されている筈の事を実行すると検索順位が上がる…などという本質的な矛盾さえ抱えていました。

例えば、Googleは遥か以前からリンクを有償で購入する事を禁止していましたが、実質的に有償で掲載してもらう「ディレクトリ型検索エンジン」である「Yahoo!カテゴリ」などは、掲載されても御咎めが無いどころか、PageRankは確実に1以上、掲載順位にして10位以上は間違いなく上がりました。

しかし、そういった矛盾を世界中のサイト運営者から指摘されて放置していては、さすがに沽券(というか株価??)にかかわるというものです。
2012年に実施されたペンギン、パンダ両アップデートは、Google自身がそれまでの被リンクに偏重したサイト評価から脱却した事を世界中に宣言した瞬間でした。

※ペンギンアップデートとパンダアップデートの厳密な違いについては、下記を参照。

そして、2017年現在、GoogleはSEO上の効果があるものについては、ハッキリと「効果がある」とアナウンスしています。
いや、もっと正確に言うと、Googleが「これからのウェブサイトのあるべき姿」として推奨している事柄に素直に従った運営者(サイト)には、間違いなく順位アップがもたらされています。

その代表的なものが、先に挙げた「SSL化」と「表示速度の向上」の二つなのです。

セキュリティは Google の最優先事項です。
(中略)
Google では過去数か月にわたり、Google のランキング アルゴリズムでのシグナルとして、暗号化された安全な接続をサイトで使用しているかを考慮に入れたテストを実施してきました。
この実験ではよい結果が得られているため、ユーザーがもっと安全にサイトを閲覧できるよう、すべてのサイト所有者の皆様に HTTP から HTTPS への切り替えをおすすめしたいと考えています。

~ Google ウェブマスター向け公式ブログより抜粋 ~

 

Q: ページの表示速度は米Google (google.com)以外でも導入されているのか?
A: すでにインターナショナルで展開が完了している。

~ Google社員に尋ねた11個の質問 at #SMX Advanced Seattle 2012 ~

とは言うものの…SSL化は、やはり高い壁

実施すれば、確実に検索順位アップが見込めるSSL化ですが、これを自分のブログに適用するには、実に高い壁が行く手を阻みます。

いや、もっとハッキリ言ってしまうと…
2017年9月の現時点でSSL化が可能なブログサービスは…

・WordPress
・Blogger
・Amebaブログ

の3軒だけですorz

そもそも、SSL化というものは第三者機関が発行した「SSL証明書」なるものを自ブログに組み込まなくてはならないのですが、組み込むといってもCSSやJava scriptのようにHTML文の中に記述したり、呼び出したりするような代物ではなく、HTMLファイルが置いてあるサーバ内のディレクトリに、一緒にアップロードしなければならないのです。

「SSLサーバ証明書とは」
https://www.cybertrust.ne.jp/sureserver/basics/ssl1.html#02

大抵の無料ブログサービスでは、そこまでイジれませんよねぇ??

 WordPressの場合は、ユーザーが自分でサーバを借りてWordPressのシステム自体をアップロードして運用しているので、理屈としては、この時にSSL証明書も一緒にアップロードしてやれば良いワケです。

【追記】2017/11/07
最近では、レンタルサーバ会社自体がSSL証明書の取得を代行していて、サーバーの管理画面からSSL化の手続きができるので更にハードルは下がっています。

 Bloggerの場合は、実に太っ腹な事に!Google御大が上述の「SSL証明書の取得代行」を無料でやってくれているので、ユーザーは管理画面から「HTTPSの使用>はい」を選択するだけです。
(ただし、独自ドメインは現在のところ対象外)

Bloggerでhttpsプロトコルの設定が可能になった件②
https://professionalblogger.net/2015/10/the-setting-of-the-https-protocol-in-blogger2/

 Amebaブログ(アメブロ)の場合は、いつの間にやら最初からSSL化した状態で新規にブログが開設できるようになっています。

どういう風の吹き回しでしょうかww

他にも…

・はてなブログがSSL化を検討する旨のアナウンスを、
・エキサイトブログが「2017年夏頃に常時SSL化を実施する」とのアナウンスを、

それぞれ行いましたが…

本記事執筆中の9月時点では、未だ上記3サービスでしかユーザー側の意志でSSL化を施す事はできないので、ご自分が利用しているブログサービスのSSL化が待ち切れない方は、WordPressかBloggerに引っ越して、その上でSSL化するのが最も手っ取り早い手段です
(もちろん、元からカスタムの自由度が低いアメブロはお勧めしません)

 

表示速度の向上に関して

さて、一口に「表示速度の向上」とは言っても…
ページ内に貼ってある画像のサイズはもちろんの事、JavaScriptやCSSまで含めたHTML文自体のサイズ、果ては(ハードとしての)サーバーの性能etc…と、実に膨大な要因が関係してきます。

これに関しては、無料ブログサービスのようにユーザー自身が「イジれる部分」が限られているサービスと、サーバー自体を自分で借りて運用するWordPressでは網羅すべき要素の量が違いますので、次回以降の記事で「無料ブログ編」と「WordPress編」とにそれぞれ分けて言及したいと思います。

本日は、この辺で!

【ここまでの まとめ】

「Googleが推奨する施策は、そのままSEOになる」

①サイトのSSL(https)化
②ページの表示速度の向上

②へ続く

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Google

Posted by 安井真守