ネットで顔出しすることはメリットしかない??

2017年10月18日

ワタクシが長らく勉強している認知科学の世界では、「主観」と「客観」を厳しく切り分ける事は基本中の基本です。
主観と客観を切り分けるとは、「自分からは こういう風に見えているけど、他の人は違った見え方をしているかもしれない」という観点を常に忘れないという事です。

が…

いつの頃からか「意識高い系」の実名、顔出し派のブロガー(あるいはナントカコンサルタントやナントカクリエイター等、肩書きは様々)が、ブログやSNSを通して、

「〇〇は×××を使いなさい!」(例:ブログはWordPressを使いなさい!)

だとか、あるいは…

「〇〇を使わない人は取り残される」(例:Facebookを使わない人は取り残される)

などと、いわゆる「紋切り型」の強引な提言をしているのを日常的に見かけるようになり、その度に「うーん…言わんとする事は分かるけど…」と微妙な気持ちになりつつも、敢えて反論は控えてきたんですよね。

しかし、本日たまたま、Twitterでこのような(ブログの)更新通知が目に入り、「ここらで一本、釘を打っておかなきゃマズイなぁ…」と思うに至り、反論を試みる次第です。

更新!よく質問されるので記事化しました! #はてなブログ
【個人メディア運営者へ】ネットで顔出しすることはメリットしかない。 – エドマルhttps://t.co/f7t0fvkMW5 pic.twitter.com/IyqY1FjPK4

— みやも(宮森はやと) (@Miyamo_H) 2017年3月30日

 

http://www.miyahaya.com/entry/2017/03/30/210107

・「それじゃ、逆に顔出ししないメリットって何なのですか?」と聞き返したくなります。
・ネットで顔出ししてる時点で必然的に少数派となり、周りと差別化を図れることは間違いありません。
・ネットで顔出しするメリットは他人に「信用されやすい」。これに尽きるとおもいます。
・顔出しするデメリットは?正直、ぼくは思い浮かびません。

いや、もう、ツッコミどころ満載で…
ワタクシ、既に膝が折れておりますorz

私が実名、顔出しで発言する理由

話は前後しますが、ワタクシは初めてインターネットに接続したその日から、一貫して実名&顔出しで発言しております。

が、しかし…

「他人から信用されたい」だとか、「周囲と差別化してブランデイングを図りたい」などと思った事は一度としてありません。

「えっ??じゃあ、何の為に実名、顔出しで発言してるの??」

はい、それはワタクシが個人的に「もう一度会いたい」と思っている過去の友人や知人から、見つけてもらいやすくする為です。

「なぁ~んだ!」という程度の、実に他愛のない理由ですよねww

その結果、今日までの間にmixiで1人、Facebookで2人、Google+で1人、Twitterで1人、計5人の友人と感動の再会を果たしています。

さて、冒頭で述べた「主観と客観を切り分ける」という事を思い出して頂きたいのですが…

ワタクシ自身は、実に個人的な理由から実名、顔出しで発言しているだけであり、他の実名、顔出しユーザーが全て「信頼に値する」などとは、これっぽっちも思っておりません。
つい先日も、顔出し派の中では割と名が通っており、書籍まで出版しているブロガーが、「Amazonレビューの自作自演疑惑」で炎上したばかりです。

らふらく^^のタクスズキさんにステマ疑惑。自身の著書「副業ブログで月に35万稼げるアフィリエイト」のレビューを自作自演か!?
http://www.haradesugi.com/entry/TwinTKchan

 

宮森 はやと氏への反論

それでは、先程引用した宮森はやと氏の記事への反論を行いたいと思います。

「それじゃ、逆に顔出ししないメリットって何なのですか?」

はい、それは個人の社会的情報や私生活の秘密、いわゆる「プライバシー」が守られるという事に尽きます。
特に、ネット上の接触から実生活の接触へと短絡的に移行する「ネットストーカー犯罪」が昨今急増しており、容易に対抗する事ができない女性や未成年者が、実名や顔写真をネット上に掲載する事を避けるのは、自身の安全を守る為の当然の対策と言えます。

増える「ネットストーカー」 SNS普及で中高生被害 http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG12H0Z_S6A111C1CC1000/

あなたは大人の男性だから、女性や未成年者と比べてプライバシーに神経質になる必要が無いだけです。

周りと差別化を図れることは間違いありません。

「差別化」という言葉を良い意味だけで捉えている様子ですが、「悪い意味での差別化」もあり得るという事に気付いて頂きたいと思います。
悪い意味での差別化とは、先ほど挙げた「ナントカのスズキさん」のステマ疑惑などが、まさしくその典型例です。

お陰で「ブロガーって こんなセコイ事までして本を売りたいのか…」という悪印象を世間に与えてしまった恐れがあります。

顔出しするデメリットは?正直、ぼくは思い浮かびません。

「他人の立場になって考える事ができない」という事を、何故にそこまで自慢気に言えるのか、甚だ首を捻らんばかりですが…
先に述べた「ネットストーカー犯罪」以外にも、ネット上で実名、顔出しで発言する事には幾つかのデメリットがあります。

①顔写真そのものを悪用する、いわゆる「クソコラ」の類いがネット上に流布されて、肖像権が侵害される恐れがある。
②本人の名前を騙って成り済ました「偽者」が、他人のブログや掲示板等に特定の人物や団体に対する暴言や中傷を書き込み、それが本人の社会的信用の失墜につながる恐れがある。

①に関しては「チャリで来た」が有名な例でしょう。

迷惑を被ったその少年達は「自転車で来た」という事を表明しただけであり、何も「悪い事」はしていない筈なのに…何故かネット上の衆目に面白がられて、改竄されたプリクラがネット上に多数出回るという事態に陥りました。

後年、その少年達の一人がニュースサイトのインタビューに対して「”私の顔を多くの知らない人が知っている”という怖さはありましたよ」と語っています。

有名プリクラ画像「チャリで来た」 拡散から8年目でわかった真実
https://www.buzzfeed.com/takumiharimaya/bicycle-itcame/

②に関しては、ワタクシが実際に被害に遭った事があります。

ある時、ワタクシのメインブログのコメント欄に「あんたは最低だ!」という書き込みがありました。
驚いたワタクシは急いでアクセスログ開き、リファラー(ジャンプ元)を確認したところ、どうやら「某オネェ系芸能人」のブログから飛んできたらしく、そのリンクが貼ってあるページのコメント欄を慎重に辿っていくと…

そこには、確かにワタクシの「安井 真守」という名前がありました。

もちろん、ワタクシ自身はそこにコメントを書き込んだ覚えは全くありませんので、尚も慎重に記事本文まで遡ってみると、どうやら次のような顛末であった様子です。

ブログの運営者である某オネェ系芸能人が、記事の中で某アイドルグループを批判した。

批判されたアイドルグループのファン達が大挙して、その記事のコメント欄に反論や中傷文を書き込んだ。

ワタクシの名前を騙った偽物が、そのオネェ系芸能人を擁護する主旨の書き込みをした。
その際に、ワタクシのメインブログへのリンクを貼った。

それを見たアイドルグループのファンの一人が、リンクを踏んでワタクシのブログに飛んで来て「あんたは最低だ!」という書き込みをした。

幸いにも、ワタクシの名前を騙った「偽者」を割と容易に特定する事ができたので、「これは、あなたの仕業ですね?」と問い詰めたところ、素直に認めて謝罪したので許す事にしましたが、実際にこういう迷惑行為が自分の身に降りかかった以上は、同様の被害に遭った事がある実名、顔出し派の人が他にも居るであろう事は、容易に類推できます。

メリットとデメリットの双方を考慮した上での判断を

以上、ワタクシがネット上で顔と実名を晒して発言している理由、並びに「メリットしかない」と危険な断定をしている宮森 はやと氏への反論を行いましたが、ワタクシは、この記事を読んでいる他の方へのアドバイスとして「実名で運用するにしろ匿名にしておくにしろ、顔を晒すにしろ晒さないにしろ、双方のメリット、デメリットを考慮した上での総合的な判断をして下さい」と言いたいですね。

特にワタクシの場合、先程述べたように他人に名前を騙られるという被害に遭いましたが、それでもなお、実名、顔出しでの運用を続けているのは、メリットとデメリットの双方を天秤に掛けた結果、「自分の場合はメリットの方が僅かに勝る」と総合的に、且つ自己責任で判断したからに他なりません。

いい加減に、自分にとっての利点や都合を基準にして、他人に何かを勧めるはヤメにしませんか??

以上、安井 真守が意見を述べました。
西荻窪のみんな、見てる~!?