このブロガーに学ぶ③

運営論

シリーズ三回目の今日は、逆説的なお話を少々。

ワタクシ自身、「ブロガーとは、かくあるべき」というポリシー(のようなもの)を持って、日々、記事の更新に励んでいるワケですが、そういった信条というものは書き手のキャラクターを強調し、それが一定の情報的質量を越えた時に「ブランド」として周囲から認識されるワケでございます。

例えば、
「毎日更新を心掛けています!」
「大阪の魅力を発信し続けます!」
「生活に役立つ情報を、いち早くお届けします!」
などですね。

こういった「自分自身に課す宿題」というのは、心理学で言うところの「フレーミング効果」をもたらして、日常生活に於ける雑多な情報をシャットアウトして記事を書く事に集中させる…という良い効果を(概ね)もたらしてくれるワケでありますが、その一方で、その時点での自分の実力に見合わない過多なるポリシーを背負ってしまう事によって身動きが取れなくなり、やがて記事を更新する事が苦痛になり、ブログを辞めてしまう…というのもまた、よく聞かれる話でございます。

なので、今日は逆に、
「ポリシーを掲げない事によって成功している例」
「ブロガーを名乗らないブロガー」
を紹介したいと思います。

「わさらー家総本山」

ひょっとしたら、いや、確実にブログよりも、この方のTwitterアカウントの方が有名でしょう。
フォロワー14万人超を誇るアルファツイッタラーである、わさらー氏です。

なんでも、実家が山葵農家なので「わさらー」というハンドルネームにしたらしいですが、それはさておき、なんと、Twitterでさえ丸8年、ブログに至っては実に12年以上も継続しています。
にも係わらず、一度として自分はブロガーであるとは謳っていませんし、PV数に関する言及もしていません。
サイドバーのウィジェット類に至っては、ほとんど放ったらかし状態である事が窺えます。

この辺りが実に面白いというか、バカらしいというか…

「意識高い系」のツイッタラーやブロガーが、判で押したように「継続は力なり」って謳ってるのを見かけますよねぇ??
しかし、それらの人達でさえ、この人ほどにはTwitterもブログも続けてないんですよね、現実としてww
むしろ、それらの意識高い系の人達は、より有利な他のメディアを見かけたら、サッサと移って行ってしまう事が大半です。

では、何故、わさらー氏はTwitterやブログをここまで継続できるのか??

それは偏(ひとえ)に、「人々との関わり、そのものを楽しんでいるから」であり、我々ブロガーにありがちな、本音と建前の調整といった面倒な儀式を踏まえる必要が無いからでしょう。
「メディアでの拡散か?検索流入か?」といった事が定期的に話題に登りますが、もしも、本当に「書く事」に集中しているのであれば、そういった流入経路など二の次な筈です。

ブログを継続する事の意義と、そして訪問者との関係性について、改めて考えさせられた次第です。

【追記】2016/05/10

わさらー氏が、なんと、Kindle用の電子書籍を出版しました!

いやはや、さすがは「Twitterを愛し抜いた男」ですww
現在のところ、この電子書籍は無料で読めますので、皆さん、お急ぎください!

【広告】

Posted by 安井真守