このブロガーに学ぶ③

SNS, 運営論

シリーズ三回目の今日は、逆説的なお話を少々。

ワタクシ自身「ブロガーとは、かくあるべき」というポリシー(のようなもの)を持って、日々、記事の更新に励んでいるワケですが、そういった信条というものは概して書き手のキャラクターを強調し、それが一定の情報的質量を越えた時に「ブランド」として周囲から認識されるワケでございます。

例えば、

「毎日更新を心掛けています!」
「大阪の魅力を発信し続けます!」
「生活に役立つ情報を、いち早くお届けします!」

などですね。

こういった「自分自身に課す宿題」というのは、心理学で言うところの「フレーミング効果」をもたらして、日常生活に於ける雑多な情報をシャットアウトして記事を書く事に集中させる…という良い効果を(概ね)もたらしてくれるワケでありますが、その一方で、その時点での自分の実力に見合わない過大なポリシーを背負ってしまい、次第に身動きが取れなくなり、やがて記事を更新する事が苦痛になってブログを辞めてしまう…というのもまた、よく聞かれる話でございます。

なので、今日は逆に、

「ポリシーを掲げない事によって成功している例」
「ブロガーを名乗らないブロガー」

を紹介したいと思います。

「わさらー団公式ブログ」

ワサラー団公式ブログ
http://wasarasan.hatenablog.com/

あっ、でも…
確実に、ブログよりもTwitterアカウントの方が有名でしょうね、この方は(´∀`;)

この方こそが、フォロワー数が(複数アカウントの為)合計5万人を超えるアルファツイッタラーにして、日本人ユーザーの最大派閥「わさらー団」を創設したわさらー氏です。

 

わさらー団とは??

ブログの運営論とは直接は関係ありませんが、最近になってTwitterを始めたという方の中には、こういったSNS上のグループについてご存知ない方もいらっしゃるかと思いますので、少し説明させて頂きます。

今でこそ、多くのネットユーザーがSNSに対して冷静な目を向けるようになり、自分なりの尺度や基準を以て「等身大の利用」を心掛けるようになりましたが、Twitterのサービス開始直後から数年の間は、まさに「フォロワーの数こそが階級章である」とでも言わんばかりに、猫も杓子もフォロワー増やしに明け暮れていた時期がありました。

恥ずかしながら、ワタクシもその中の一人です(´∀`;)ゞ

しかし、芸能人や代議士、あるいは上場企業の社長さんのように、現実世界の方で既に名が知れ渡っている人達に敵うワケもなく、未だ承認欲求が満たされない者達が自然と集まり、個人のハンドルネームに代わるものとして象徴化された団体名(ようするに派閥)を名乗るようになりました。

大抵の場合、自分のハンドルネームの最後に「@」を付けて、その後ろに団体名を記すのが通例となっています。
(例:雪菜@わさらー団)

「なんだそりゃww」
「SNS上で徒党を組む事にどんな意味があるの??」

と、思うかもしれませんが…

皆、現実世界での人間関係に何らかの問題や不満を抱えているからこそ、自分の話を喜んで聞いてくれる仲間を求めてSNS上で活動しているのに、新天地である筈の場所でさえ著名人の大声に掻き消されて自分の声が届かないのであれば、一体、何処で誰と話せばよいのか…

そういった、満たされない思いを抱える多くのユーザーに、安心して自分を曝け(さらけ)出せる居心地の良い「集合場所」を提供した功績は、今にしてみれば大変大きなものであると言えます。

ブログはツールの中の一つである

さて、肝心の、氏のブログ活動についてですが…
なんでも、実家が山葵農家なので「わさらー」というハンドルネームにしたらしいですが、それはさておき…

なんと、Twitterでさえ丸8年、ブログに至っては実に12年以上も継続しています。
にも係わらず、一度として自分はブロガーであるとは謳っていませんし、PV数に関する言及もしていません。

この辺りが実に面白いというか…

「意識高い系」のツィッタラーやブロガーが、判で押したように「継続は力なり」などと謳っているのを頻繁に見かけますよねぇ??
しかし、その人達でさえ、この方ほどにはTwitterもブログも続けてないんですよね(´∀`;)

むしろ、それらの意識高い系の人達は、より有利な他のメディアを見かけたら、サッサと移って行ってしまう事が大半です。

では、何故、わさらー氏はTwitterやブログをここまで継続できるのでしょうか??

氏はブログを「派閥活動の為のツールの一つ」として位置付けており、決してPV数自慢や収益額報告などをしようとはしません。
それは偏(ひとえ)に「人々との関わり、そのものを楽しんでいるから」であり、我々ブロガーにありがちな「本音と建前の調整」といった面倒な儀式を踏まえる必要が無いからでしょう。

メディアの運営者と訪問者の関係性について、改めて考えさせられた次第です。

あっ、ちなみにKindle用の電子書籍も出版してますよ、この人!!


わさらーが語る! Twitterの歴史

出版社:電子書籍普及委員会
発売日:2016/04
媒体 :Kindle

いやはや、さすがは「Twitterを愛し抜いた男」です。
現在のところ、この電子書籍は無料で読めますので、皆さん、お急ぎください!

追記 2018/04/06

いつの間にやら、ファンクラブの会員証やグッズまで制作してますね(°Д°;)ワーオ

この「○○団ゴッコ」、一体、どこまで大きくなるんでしょうかww

わさらー団

Posted by 安井真守