Bloggerでhttpsプロトコルの設定が可能になった件①

Blogger

先刻、このブログの管理画面を開いていたら、サポートから何やら通知が??

「HTTPS support coming to Blogspot」
http://buzz.blogger.com/2015/09/https-support-coming-to-blogspot.html

えー、アメリカ企業特有の大袈裟な前置きwwはサラッと読み飛ばして、簡単に訳しますと…

「2008年以来、我々はユーザーとGoogleのサーバー間の接続を暗号化するために働いてきました」

「Blogspot(Blogger)の為の、HTTPSサポートの初期展開を始めました」

「訪問者が正しいウェブサイトを開き、不正なサイトにリダイレクトされていないことを確認するのに役立ちます」

「Bloggerからブログの訪問者へ送信されたデータを、攻撃者が変更しようとする試みを検出するのに役立ちます」

PCから閲覧している人であれば「https」というプロトコル(接続方式)がどういうものか全く分からない…などという事は無いとは思いますが、スマホオンリーユーザーによるネットリテラシーの低下が懸念される昨今ですので、念の為に説明しておきますと…

例えば銀行のホームページから自分の口座にログインした時、あるいはAmazonのトップページから「マイストア」にログインした時などに、アドレスバーの表示が「http://」から「https://」に切り替わりますよね??

その状態にある時は、例えば皆さんがAmazonの検索窓に入力した商品名や、その結果として表示された商品の内容などが暗号化されて送受信されるので、第三者に盗聴されたり改竄されたりする心配が無い…というものです。

で、それだけの事であれば「あぁ、なるほど」で終わる話なのですが、ブロガー界隈に於いてはそれだけでは終わりませんでした。
昨年の夏の話ですが、Google御大が「HTTPSをランキングシグナルに使用します」と発表したのです。
http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2014/08/https-as-ranking-signal.html

ランキングシグナルとは、検索結果の順位付けを計算する際の「加点要素」という事ですね。
つまり、それまでの評価(検索順位)が同程度の二つのサイトがあったとして、このGoogleの発表を真に受けるのであれば、プロトコルをhttps化した方のサイトが、より上位に表示されるようになる…という事になります。

しかし、ここで私が「真に受ける」という訝った表現をしたのには、二つの理由があります。

第一には、加点要素になるとは言っても実際に「何点」加算されるのかは判らない、つまり検索順位を決定的に上下させる重要な要素になってくるのか、それとも「オマケ程度」の微々たるもので落ち着くのかは分からないという事です。

一応、先ほどの発表では、

全体的に見ると、このシグナルは良質なコンテンツであるといった、その他のシグナルほどウェイトは大きくありません。HTTPS は、優れたユーザー エクスペリエンスを生み出す多くの要素のうちの 1 つです。

と、説明してはいます。

ですが、他の加点要素(パラメータ)だって定期的に強弱が見直されて、その度に検索順位に変動が起こるわけですから、このhttps化の要素だけが常に一定の点数に保たれるという保証はどこにもありません。

そして、第二には「最初は加点要素にしていたけど、やっぱりヤメた」となる可能性もあるという事です。

これは冗談ではありません。Googleは過去にも「AuthorRank」という、ウェブサイトの管理人に対する「実名・顔出し施策」を大々的に推奨し、ウェブページ対する信頼性とは別個に「著者の信頼性」という価値基準を設定しようとしました。

これはそもそも、いわゆる「スパムサイト」「ペラサイト」を排除し、真面目に運営している管理人を正当に評価しようとする至極真っ当な施策であり、私はこれに大いに賛同し期待しました。

ところが、この策が施されて数年が経過し、運用が順調に進んでいると思いきや、Googleは突然に「期待したほどの効果が得られなかったので、やっぱりヤメます」と発表し、世界中のWeb関連企業やSEOに敏感なブロガーを驚かせました。

「Google、著者情報プログラムを完全廃止」
https://www.suzukikenichi.com/blog/google-authorship-program-is-discontinued-completely/

なので、今回の「サイトのhttps化の推進」という事に関しても、訪問者の通信の秘密が守られる事自体は確かにメリットの一つではありますが、それが検索結果に及ぼす影響という事に関しては期待外れに終わる可能性が高いので、現時点では参考程度の知識に留めておいてよいと思われます。

では、前置きが長くなりましたが、次の記事で私が所有している他のBloggerブログでの、https化の実施を報告したいと思います。

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Posted by 安井真守